ゆうやんのアトランタ路地裏ブログ

Magic: The Gatheringの大会参加レポやデッキガイドなど

【モダン】赤青ストームガイド

■はじめに

今回の内容は、去年12月に作成した「赤青ストームガイド」とほぼ同じです。
ジャンド・青白など、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》と《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》解禁に伴って出てきたデッキに対してのサイドイン・アウトを追記しただけとなっています。
※ちなみにこの2枚が解禁されてからは、ストームでは3リーグしかプレイしていません。


というわけで、今回はモダンの赤青ストームについてのガイドになります。

赤青ストーム
青赤ストーム
URストーム
ギフトストーム

などなどいろんな呼び方がありますよね。
俺は赤青ストームと呼んでます。特に意味はありません。

赤青ストームの解説に入る前に、まずは赤青ストームの基本的な回し方を簡単に説明します。

このデッキは、「《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》(以下バラル)か《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》(以下ゴブリン)が場に出ている状態で青マナ1つ以上を含む6マナを用意し、けちな贈り物を唱えるデッキ」です。
※なお、ここからは《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》・《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》の8枚セットのことをメダリオンと呼びます。

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つまり、2ターン目に唱えたメダリオンが生き残ってターンが帰ってきて、手札に12枚あるマナ加速の内2枚と《けちな贈り物/Gifts Ungiven》があれば、それだけで3ターンキルができるというわけです。

方法は簡単で、

1.《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を唱える
2.《炎の中の過去/Past in Flames》、《発熱の儀式/Pyretic Ritual》、《捨て身の儀式/Desperate Ritual》、《魔力変/Manamorphose》をサーチ
3.上記の4種をどう分けても《炎の中の過去/Past in Flames》でフラッシュバックがつけられるため、墓地に落ちたマナ加速を再度使い、墓地から《けちな贈り物/Gifts Ungiven》をもう一度唱えられる。
4.最終的には《ぶどう弾/Grapeshot》をサーチし、フィニッシュ

となっています。
文字にすると難しく思えるかもしれないので、一度回してみることをおすすめします。

デッキリスト

それでは、デッキリストから。

4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
3《蒸気孔/Steam Vents》
2《島/Island》
1《山/Mountain》
4《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance
4《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
4《血清の幻視/Serum Visions》
4《選択/Opt》
4《差し戻し/Remand
4《発熱の儀式/Pyretic Ritual》
4《捨て身の儀式/Desperate Ritual》
4《魔力変/Manamorphose》
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
2《手練/Sleight of Hand》
2《ぶどう弾/Grapeshot》
2《炎の中の過去/Past in Flames
1《稲妻/Lightning Bolt


サイド
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《万の眠り/Gigadrowse》
2《破壊放題/Shattering Spree》
2《稲妻/Lightning Bolt
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》



基本的には、至って一般的なリストになります。

細部を何度か変更していますが、GPオクラホマ2週間前にはほとんどこの形に落ち着きました。

以下、一般的なリストと異なる部分について。


メダリオンが合計8枚

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これは最初に決まりました。
メダリオンは、ことメインボードに限っては何枚でも引きたいです。正確には、3枚手札に来た時より、2体以上除去されて3枚目が手札にない、という方が圧倒的に困るのです。
赤青ストームは、メインボードではほとんどメダリオンを使用してゲームに勝利することになります。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を3枚ほど引けば、儀式を毎回落とし続けることで、炎の中の過去だけで勝利できますが、モダン環境はそんな悠長ではないのです。
8枚体制なことで初手に複数あることも多く、2ターン目にとりあえず出す、ということがしやすいのが魅力です。
先ほども言いましたが、このデッキはメダリオンと《けちな贈り物/Gifts Ungiven》による2枚コンボデッキです。
8枚を強く推奨します。


・《差し戻し/Remand》4枚

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後手で弱い《差し戻し/Remand》は、近頃は3枚に落ち着いていますが、このカードも4枚必須だと思います。
なぜならこのデッキら、ほとんど相手に干渉する術を持たないからです。
ストームとの対戦時、対戦相手はメダリオンを生き残らせまいと、常に除去を構えて行動してきます。
例えば《稲妻/Lightning Bolt》を構えていたとすると、相手が《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を唱えるのは3ターン目になるというわけです。
そういった状況で《差し戻し/Remand》は突き刺さります。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を差し戻せば追加ドローと《タルモゴイフ/Tarmogoyf》に殴られるはずだった1ターン分のドロー、都合2ドロー分を稼ぐことができますし、もしも手札にコンボパーツがすべて揃っているのなら、《稲妻/Lightning Bolt》を差し戻してしまえば良いのです。
トロンなど、こちらのメダリオンへの妨害をほとんど持たないデッキの場合は、最速で勝利するためにカードを使用してくるでしょう。そこでプレイする《差し戻し/Remand》は、《Time Walk》そのものとなります。


・《選択/Opt》4枚

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これについては以前書いたこちらをご覧ください。
http://yuuyanmtg.diarynote.jp/201711231248219380/


・《稲妻/Lightning Bolt》1枚

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主に5色人間用です。《翻弄する魔道士/Meddling Mage》1枚で負けるのが嫌なので入れました。
5色人間の《翻弄する魔道士/Meddling Mage》はぶどう弾をまず指定してくるので、《稲妻/Lightning Bolt》を入れておくことで敗北を防げます(フィニッシュの時に《けちな贈り物/Gifts Ungiven》で墓地に落としておけばオーケーです)
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》でも良いのですが、こちらはそのターンに勝てるわけでもない、というのが難点です。特に5色人間は《カマキリの乗り手/Mantis Rider》が入っているので、1ターン与えてしまうのが致命傷になり得ます。
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》や《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》など、天敵に対しても引けばラッキーですし、《稲妻/Lightning Bolt》をオススメします。



■マリガン

基本的にキャントリップが多くキープがしやすいデッキなので、マリガンパターンだけ書きます。

1.土地が3枚以上あり、ドロースペルが手札に1枚もなく、かつメダリオンが1枚以下の場合
▼土地3、儀式3、《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》などがこれに該当します。儀式が単体で役目を果たさず、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》のドローを受けるには《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》が1枚では心もとないです。
※ちなみにここでいうドロースペルには、《差し戻し/Remand》も含まれます。

2.土地が4枚以上の場合
▼土地が4枚以上ある初手はほとんどマリガンです。5枚目の土地を引いた瞬間にゲームに負けます。
唯一、《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》、儀式、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》、土地4の場合だけキープします。この場合、儀式を1枚引くだけで妨害がない場合3キルが決まるからです。追加ドローで土地を引いても唯一この手札なら許せます。

3.こちらが先手で、土地が1枚で1マナドローが選択か手練1枚のみの場合
▼土地1枚のキープをよくやるストームですが、《手練/Sleight of Hand》や《選択/Opt》1枚に賭けるのはそれなりにリスキーです。
《血清の幻視/Serum Visions》なら3枚見れるのでキープしますが、《選択/Opt》や《手練/Sleight of Hand》の場合は考えます。
ただ、土地がない手札は(当然ですが)濃いので、2キルが見込めるハンド(後述しますが、儀式3枚、《魔力変/Manamorphose》2枚といった手札)の場合には、この条件でもキープした方が良いと思います。他にも、土地を引けば3キルできるような手札(《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》、儀式2、《魔力変/Manamorphose》、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》、《選択/Opt》、土地)など手札が強い場合は、1ターン土地が止まったとしても勝てる可能性があるので、キープします。

4.土地とマナ加速のみの手札
マリガンします。例外として、《魔力変/Manamorphose》が2枚ある場合にはキープします。
バラルを引いた時の見切り発車時に、《魔力変/Manamorphose》の2ドローと青マナがあると全く違います。《魔力変/Manamorphose》2枚で青マナを4つ確保できるので、《魔力変/Manamorphose》で1マナドロースペルを引き、ドローを連鎖させられるのです。《けちな贈り物/Gifts Ungiven》か《炎の中の過去/Past in Flames》に辿り着けば勝利です。



■ストームのTIPS

・キャントリップ

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打つ順番は、《血清の幻視/Serum Visions》が最優先で、《手練/Sleight of Hand》、《選択/Opt》と続きます。《手練/Sleight of Hand》が優先されるのは、《手練/Sleight of Hand》で《血清の幻視/Serum Visions》か追加の《手練/Sleight of Hand》を引いた時にすぐに使用できるようにするためです。
ただし、《差し戻し/Remand》がある場合は構えます。


・《差し戻し/Remand》の優先順位

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すべての行動において、《差し戻し/Remand》を優先します。2ターン目にキャントリップをプレイするよりも、《差し戻し/Remand》を構えた方が良い場面がほとんどです。
相手にクロックで先行された場合、後はメダリオンに除去を構え続けられるため、《差し戻し/Remand》でドローできない可能性すらあります。
《差し戻し/Remand》は手札は常に最優先でプレイできるようにしましょう。


メダリオンについて

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メインボードで最も難しいのが、メダリオンをいつ出すか、除去をどうかいくぐるか、だと思います。

以下に、ある程度の指針を書きます。
すべて《稲妻/Lightning Bolt》や《致命的な一押し/Fatal Push》など、除去が入っているデッキ相手という前提です。


1.手札にメダリオンが1枚しかない場合
基本的に唱えません。
勝つ時に必要なのは、メダリオンがいる状態で、青マナを含む6マナとけちな贈り物のみです。
なので、土地3枚の状態からバラルをキャスト→発熱の儀式2枚→魔力変でも足りるのです。
この意識を強く持っておくことをオススメします。

2.メダリオンが2枚以上ある場合
とりあえず1枚出してみます。除去されたら1と同じように温存します。


なので、基本的には手札に必ず1枚あるようにすれば、2枚目以降はどんどん出して良い、ということになります。
簡単になりましたね。

儀式などをキャストしたタイミングを狙ってバラルに除去を打たれることがあるので、仮に打たれた場合にマナが足りるかどうかは考えましょう。


・勝てる状況以外で打つけちな贈り物

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メダリオンがいない状態で《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を打つ場合が多々ありますが、基本的には《発熱の儀式/Pyretic Ritual》・《捨て身の儀式/Desperate Ritual》・《魔力変/Manamorphose》・《炎の中の過去/Past in Flames》の4点セットを持ってくるのが基本となります。
なぜならこのセットをサーチしておくと、「メダリオンと青を含む6マナがあれば勝ち」という条件が大きく緩くなるからです。
《炎の中の過去/Past in Flames》を打った時に赤マナが1つでも残っていれば良いのですから、例えば《発熱の儀式/Pyretic Ritual》と《捨て身の儀式/Desperate Ritual》が手札にあれば、赤マナ一つとメダリオンからでもコンボを始めることができるというわけです。

メダリオンを探すための《けちな贈り物/Gifts Ungiven》ですが、ほとんど打ちません。キャントリップさえあれば8枚はすぐに引けるでしょう。
むしろ、メダリオンは撒き餌として優秀です。メダリオンと残り2枚を持ってきた場合、相手はメダリオンを捨てさせてくるケースが多いです。儀式と《炎の中の過去/Past in Flames》が大量にある場合などは、メダリオン・《ぶどう弾/Grapeshot》とサーチすると、《ぶどう弾/Grapeshot》を手札に加えられる可能性がそこそこ高く、メダリオンなしで《ぶどう弾/Grapeshot》のみで削るプランも立てられます。


・簡単マナ計算方法

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《捨て身の儀式/Desperate Ritual》と《発熱の儀式/Pyretic Ritual》はそれぞれ1マナずつ増えます。《魔力変/Manamorphose》は増えません。
メダリオン下なら儀式は2マナずつ、《魔力変/Manamorphose》は1マナ増えます。

儀式が2枚ある場合は、メダリオンがいれば5マナ。《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を打つには青マナが後一つあるだけでクリアとなります。

メダリオン→儀式儀式→《けちな贈り物/Gifts Ungiven》とプレイしたい場合は少なくとも土地が4枚なければできないので注意。《魔力変/Manamorphose》がある場合は3枚でオーケーとなります。

ほとんど起きませんが、2ターンキルも可能です。
メダリオン、儀式3枚、《魔力変/Manamorphose》2、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》で2キル。
手順は儀式→《魔力変/Manamorphose》→メダリオン→儀式2→《魔力変/Manamorphose》→《けちな贈り物/Gifts Ungiven》。
一応覚えておいた方が良いかもしれません。


・勝ち手段
一番多い勝ち方は、メダリオンがいる状態で《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を打つ、基本コンボです。

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次点で、二つの勝利手段があります。そしてこれらの勝ち手段は、メダリオンを経由しません。

まず、《炎の中の過去/Past in Flames》を引いた場合です。

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アンタップ状態の土地が4枚、儀式が手札に4枚と《ぶどう弾/Grapeshot》、《炎の中の過去/Past in Flames》とある場合は16点与えられます。ギルラン・フェッチで16になっていることも多いですし、十分勝てます。
ジェスカイのように除去が大量に入っているデッキには狙いにいくこともあります。
手札になくとも、墓地に儀式や《魔力変/Manamorphose》が落ちているだけでも狙えるので、ジェスカイ相手に《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を2枚以上引いた時は、墓地に儀式を貯めるようにしましょう。

そしてもう一つは、《差し戻し/Remand》と《ぶどう弾/Grapeshot》のみによる勝利です。

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《差し戻し/Remand》で《ぶどう弾/Grapeshot》を手札に戻して再度使用することで、大量のダメージを与えられます。
ストーム6の《ぶどう弾/Grapeshot》の本体を差し戻せば6点入った上で9点入れられます。
フェッチとギルラン2回アンタップインで15なので割と狙えます。
こちらは最終的に青を含む6マナで達成できます。狙いに行く場合は《魔力変/Manamorphose》経由の《血清の幻視/Serum Visions》など、儀式以外でストームを貯められるということも忘れずに。



■サイドボード

さて、コンボデッキにおいて最も重要なのは、デッキの回し方ではありません。
そう、サイドボードです。
ライフやリソースを無視して対戦相手を倒すコンボデッキは、サイド後は厳しい戦いを強いられます。
そしてそれは、赤青ストームももちろん例外ではないのです。

では、サイドボード後の戦い方から。


・サイドボード後の相手
対戦相手は間違いなく、サイド後に2種類のカードを入れてきます。
まず1つが、追加の軽い除去です。メダリオンに対抗するためですね。
そしてもう1つが、墓地対策です。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》によるコンボを防ぐ最も良い手段が墓地対策であり、墓地対策をとっていないデッキはほとんどありません。
なのでこの2種類のカードは確実にサイドインされるでしょう。

それを踏まえて、サイド後の戦いについて考えなければなりません。

普通に考えれば、この2種類の対策はとても厳しいです。メダリオンが大事なのは言うまでもなく、墓地を封じられてしまっては、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》と《炎の中の過去/Past in Flames》で勝つこともできません。


・サイドボード後のゲームプラン
相手が除去と墓地対策を入れてくるのは明白です。
ならばどうするか。どちらにも頼らないプランを取れば良いのです。

それが《巣穴からの総出/Empty the Warrens》と、《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》です。

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《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》と《巣穴の探査/Lair Delve》は、サイド後の肝となります。

《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》は、5枚の内から好きな呪文を2枚手札に加えられます。儀式やフィニッシュ呪文を手に入れるのにうってつけなカードです。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》が《炎の中の過去/Past in Flames》とのコンボ専用であるのに対して、《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》は万能ドロースペルなのです。
単純なドロースペルとしてだけではなく、ストームを貯めるカードとしても機能します。
メダリオンを絡めると《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》は僅か2マナで唱えることができるため、5枚の中に儀式と《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》があれば、パズル連鎖が起きます。2度目の《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》で《魔力変/Manamorphose》と《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》を見つければ、青マナを確保しつつ3度目のパズル…とつながっていきます。
十分な数のストームを確保できること間違いなしです。

そして《巣穴からの総出/Empty the Warrens》。
このカードには、少なくとも素晴らしい点が4つあります。

1.勝利のために必要なストームの数が少なくて済む
《ぶどう弾/Grapeshot》がストーム16-19を必要とするのに対し、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》はストーム3で8体。少ないストームで速やかにゲームを終わらせる力があります。

2.かかるマナがとても少なく、それゆえに早いターンに仕掛けられる
《ぶどう弾/Grapeshot》が、たくさんのストームを必要としているのに対し、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》は上記の通りストーム3程度でも十分です。
ストーム3がどれだけ簡単かというと、2ターン目に儀式が2枚と《魔力変/Manamorphose》があるだけで8体を生み出せます。メダリオンが手札にあれば10体。非常にお手軽です。

3.かかるマナが少ないため、メダリオンに依存しない
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》を打つためには儀式が少しあれば良いので、メダリオンが生き残る必要がありません。相手が必死にキープした除去は、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》の前には無力です。

4.相手の主なサイドカードのどちらにも引っかからない
1-3の内容を読めばわかると思いますが、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》は、除去と墓地対策がどちらも効かないのです。

この他にも、《神聖の力線/Leyline of Sanctity》が効かないなど、良い点を挙げればキリがありません。


・《巣穴からの総出/Empty the Warrens》プランの弱点と隠れた利点
とはいっても、もちろん《巣穴からの総出/Empty the Warrens》にも弱点はあります。
《神々の憤怒/Anger of the Gods》や《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》などで対処されてしまいますし、もちろん《巣穴からの総出/Empty the Warrens》を入れられることはわかっているので、それらのカードもサイドインされるでしょう。

ですが、にもかかわらず、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》はほとんど対処されません。
なぜなら、同じサイドインしたカードでも、墓地対策や軽い除去と全体除去では優先度が違うからです。

考えてみてください。貴方はエルドラージトロンを使い、ストーム相手に1ゲーム目を落としています。
初手はクリーチャーと土地と《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》、《四肢切断/Dismember》。
文句なくキープしますよね?
では、クリーチャーと土地と《漸増爆弾/Ratchet Bomb》だったら。
果たしてキープするでしょうか?
対戦相手がもしも《巣穴からの総出/Empty the Warrens》を使わず、ただメダリオンから《けちな贈り物/Gifts Ungiven》でコンボを決めてきたら?
そう考えたら、後者の初手では不安ではないでしょうか。

そう、赤青ストームと対戦するプレイヤーにとってサイド後の《巣穴からの総出/Empty the Warrens》はあくまでもプランB。プランAのメダリオン+《けちな贈り物/Gifts Ungiven》の恐怖は常にちらついているのです。

《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》や《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》、《四肢切断/Dismember》が喉から手が出るほど欲しいサイドカードな一方で、《漸増爆弾/Ratchet Bomb》や《神々の憤怒/Anger of the Gods》などはサイドインはすれど、それが単体でキープ基準になるカードではないのです。

これが、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》プランの隠れた利点にして、最大の魅力です。

《巣穴からの総出/Empty the Warrens》による勝利をメインプランとすることで、対戦相手はサイドボード後に不純物をサイドインし、しかもそのカードを嬉しそうにキープしてくれるのです。

《巣穴からの総出/Empty the Warrens》による勝ち手段をメインに据えることで、コンボデッキにも関わらず、サイドボード後に対戦相手よりもデッキが強くなるのです。これは本来ありえないことです。



■サイドインアウトとゲームプラン

主要マッチアップでのサイドインアウトと簡単な戦い方、サイドインされるであろうカードを紹介します。


VSジェスカイ
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《稲妻/Lightning Bolt

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OUT
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
4《差し戻し/Remand
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》

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★主なサイドカー
・《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
・《安らかなる眠り/Rest in Peace》
・《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》

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☆ゲームプラン
メインボードではとにかく除去がたくさん降って来ますが、クロックはさほど早くありません。なので、最速でコンボが決まらない代わりに準備の時間があります。
メダリオンは対処されると思って、《炎の中の過去/Past in Flames》と《ぶどう弾/Grapeshot》の組み合わせ、あるいは《ぶどう弾/Grapeshot》で勝つのが良いでしょう。
そのため、ある程度メダリオンは引いたら出してしまいます。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》では《炎の中の過去/Past in Flames》などを落としたり、儀式系をかき集めておきたいです。
キャントリップ呪文は全て儀式などに変えて、万全の7枚や8枚から一気に勝ちましょう。

サイド後はこちらがメダリオンに依存せず、《呪文捕らえ/Spell Queller》に対処するカードが増えるので、少し楽になります。墓地対策と除去のセットでキープした相手に《巣穴からの総出/Empty the Warrens》はうってつけです。
《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》はもちろん入ってきますが、積極的にキープするようなカードではありません。まず除去と墓地対策が最優先となるはずです。
そのため、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》はほとんどの状況で勝ち手段となります。

ジェスカイに限らず、《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》をサイドインする時はほとんど《けちな贈り物/Gifts Ungiven》をサイドアウトします。墓地への依存度を下げるためです。
《炎の中の過去/Past in Flames》については、墓地対策ではない方の対策を引かれた時の保険として残しています。《ぶどう弾/Grapeshot》と《炎の中の過去/Past in Flames》さえ残っていれば、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》に対処された時でも勝つことができます。
《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》は、メダリオンが絡むと連鎖します。《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》→マナブーストと《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》→などと次々と繋がっていくので、《魔力変/Manamorphose》と儀式2枚、メダリオンとある時は積極的に仕掛けて良いです。(《魔力変/Manamorphose》が必要なのは、次のパズルをキャストする青マナが欲しいからです)



VSホロウワン
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《稲妻/Lightning Bolt

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OUT
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
4《差し戻し/Remand
1《ぶどう弾/Grapeshot》

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★主なサイドカー
・《集団的蛮行/Collective Brutality》
・《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
・《虚空の力線/Leyline of the Void》

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☆ゲームプラン
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》のゴブリントークンプランのみで行きます。
相手は《稲妻/Lightning Bolt》と《集団的蛮行/Collective Brutality》と《致命的な一押し/Fatal Push》でなんとかゴブリン・バラルに対処しようとしてくるのですが、こちらは《巣穴からの総出/Empty the Warrens》での勝ちを目指しているので問題になりません。
《虚空の力線/Leyline of the Void》も同様です。

《虚ろな者/Hollow One》の高速召喚による3ターンキルは仕方ありませんが、《炎刃の達人/Flameblade Adept》の3キルは防いでおきたいため、《稲妻/Lightning Bolt》はすべてサイドインします。

ホロウワンは僕がストームを一番回していた時期より後に出てきたデッキのため、試行回数はそこまで多くないのですが(2リーグで3回でした)、相性が良いです。




VS青白コントロール
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
2《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《万の眠り/Gigadrowse》

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OUT
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
2《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
1《稲妻/Lightning Bolt
1《炎の中の過去/Past in Flames

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★主なサイドカー
・《安らかなる眠り/Rest in Peace》
・《神聖の力線/Leyline of Sanctity》

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☆ゲームプラン
メインはとにかく手札を貯めて、《ぶどう弾/Grapeshot》です。
ジェスカイと違って相手には火力もなければ軽いクロックも《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》しかないので、手札をじっくり貯めていくことができます。《けちな贈り物/Gifts Ungiven》もどんどん使って、手札と墓地を強くしましょう。
《炎の中の過去/Past in Flames》やマナ加速、または《炎の中の過去/Past in Flames》とキャントリップ3種類などを選んでいくと良いです。
最終的に手札が《ぶどう弾/Grapeshot》、《差し戻し/Remand》2枚、マナ加速3枚、キャントリップ、ゴブリンorバラルなどになると、勝てるようになります。

仕掛ける際は《ぶどう弾/Grapeshot》のみで削り切れるようにしましょう。《炎の中の過去/Past in Flames》を見せ球に使いつつ、本命は《ぶどう弾/Grapeshot》と《差し戻し/Remand》です。

サイド後は相手の対策カードによってゲームが異なります。相手が《呪文捕らえ/Spell Queller》を入れてきたようであれば、《稲妻/Lightning Bolt》は最終ゲームでは戻すべきです。

《ぶどう弾/Grapeshot》への対処手段として《神聖の力線/Leyline of Sanctity》が入っていることがあります。そのために《巣穴からの総出/Empty the Warrens》を入れますが、ゴブリンへのオールインは危険です。なぜかというと、《拘留の宝球/Detention Sphere》と《至高の評決/Supreme Verdict》があるためです。

相性は総じて良いのですが、とにかく難しいゲームになるので、練習しておいた方が良い相手です。
鍵はとにかく待つことです。8枚の手札をすべて使い切って勝つことが多いので、マナ加速とストームカウントは常に行っておきましょう。




VSグリクシスシャドウ
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《稲妻/Lightning Bolt
2《万の眠り/Gigadrowse》

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OUT
4《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance
4《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
3《けちな贈り物/Gifts Ungiven》

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f:id:yuyanmtg:20180403185811j:plain
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★主なサイドカー
・《外科的摘出/Surgical Extraction》
・《虚空の力線/Leyline of the Void》
・《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》

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☆ゲームプラン
メインボードはとにかく祈ります。意外とメダリオンが残ることもあります。
《ぶどう弾/Grapeshot》と《差し戻し/Remand》を引いて手札破壊を打たれなかったら、すぐにその2枚で削る算段をつけましょう。

サイド後は、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》に対処する手段がほとんどないので、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》で勝ちます。
除去の量的にメダリオンが生き残ることはないので、全て抜いて完璧に腐らせます。
《差し戻し/Remand》はほとんど相手のスペルにはキャストしません。《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》や《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》、《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》を戻すことがあるという程度で、自分の《ぶどう弾/Grapeshot》を戻して使うことの方が多いです。
グリクシスシャドウはライフが勝手に11になるので、ストーム4の《ぶどう弾/Grapeshot》を《差し戻し/Remand》すれば勝てます。
《差し戻し/Remand》はサイド後は追加の《ぶどう弾/Grapeshot》だと思って使いましょう。
《万の眠り/Gigadrowse》は青マナのついでに《死の影/Death's Shadow》を寝かせて延命手段に使ったりできます。



VSトラバースシャドウ
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《稲妻/Lightning Bolt

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OUT
4《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
1《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance

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★主なサイドカー
・《外科的摘出/Surgical Extraction》
・《虚空の力線/Leyline of the Void》
・《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》

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☆ゲームプラン
ほとんどはグリクシスシャドウと変わりません。
少し違うのは、トラバースシャドウには《頑固な否認/Stubborn Denial》以上の打ち消しが入っていないことがほぼ確定しているという点です。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》を抜いて《遵法長、バラル/Baral, Chief of Compliance》を残している点がグリクシスデスシャドウと異なりますが、《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》が打ち消されにくいことに起因しています。《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》が通りやすいので、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》をぜんぶぬいています。

除去が飛んでくるデッキでのメダリオンの使い方ですが、基本的には除去を打たせてストームを稼ぎます。
3ターン目に儀式、儀式、メダリオン、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》と持っていた場合、メダリオンをプレイして儀式を唱えると、相手は確実に除去をメダリオンに打ってきます。すると《巣穴からの総出/Empty the Warrens》を2ストーム分稼げるのです。
除去デッキに対してはこのようにバラルを使いましょう。
《ぶどう弾/Grapeshot》で勝つ場合もこのテクニックは重要です。



VSボロスバーン
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《稲妻/Lightning Bolt
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》

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OUT
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
4《差し戻し/Remand
2《手練/Sleight of Hand》
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》

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★主なサイドカー
・《流刑への道/Path to Exile
・《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
・《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
・《安らかなる眠り/Rest in Peace》
・《灼熱の血/Searing Blood》

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☆ゲームプラン
メインは《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》次第です。置かれたら負けます。つまり後手はほとんど負けです。
一応ライフが16あると《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》を置かれても勝てますが負けます。
サイド後は相手が《流刑への道/Path to Exile》、《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》と不純物を大量にインしてきて、その上《巣穴からの総出/Empty the Warrens》への対処手段もないので、かなり有利になります。バーン相手はほとんどメインを落としてサイド2本取り返します。
《手練/Sleight of Hand》と《選択/Opt》ですが、《稲妻/Lightning Bolt》を構えられる選択を優先しています。



VSランタンコントロール
IN
3《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
2《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《破壊放題/Shattering Spree》

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OUT
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
1《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
1《稲妻/Lightning Bolt
4《差し戻し/Remand

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★主なサイドカー
・《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
・《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
・《外科的摘出/Surgical Extraction》

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☆ゲームプラン
サイドボーディングよりどちらかというとゲームそのものが難しいです。
メインはなるべく早く決めに行きます。だらだらしていると、《発明品の唸り/Whir of Invention》から《魔女封じの宝珠/Witchbane Orb》か《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》が出てきます。青3つとアーティファクトを立ててエンドしてきたらまず《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》を警戒しましょう。
サイド後はロックを決められた後にとにかく《破壊放題/Shattering Spree》を引きに行くこと。
ライブラリートップにある《破壊放題/Shattering Spree》を落とされる時が勝負です。《選択/Opt》と《魔力変/Manamorphose》をなるべく抱えておき、その瞬間に全力で引きに行きましょう。なので《選択/Opt》は絶対に無駄な時に打たないこと。
《発明品の唸り/Whir of Invention》に対しては差し戻しは強いのですが、ハンデスがたくさん入っていて効果が薄いので、全抜きしています。
《巣穴からの総出/Empty the Warrens》は《罠の橋/Ensnaring Bridge》を減らしてくるので結構決まります。



VS5色人間
IN
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》
2《稲妻/Lightning Bolt

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OUT
4《差し戻し/Remand

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★主なサイドカー
・《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》
・《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》

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☆ゲームプラン
実は墓地対策よりも《巣穴からの総出/Empty the Warrens》を潰すカードの方が確実にインされます。
《イゼットの静電術師/Izzet Staticaster》です。
逆に墓地対策はほとんどサイドインされません。《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》が1~2枚です。
相手はこちらに対してのヘイトカードが多いので、《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》を求めてマリガンもしてきません。
なのでメインの勝ち手段のままでいきます。クリーチャーに触るカードが4枚増えるので想像よりずっと楽です。
《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》はメダリオン1枚で相殺、2枚引くと普通に無視できるので、このマッチでは優先的に複数枚キープしたいです。



VSエルドラージトロン
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《破壊放題/Shattering Spree》

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OUT
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
2《手練/Sleight of Hand》
1《稲妻/Lightning Bolt
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
1《ぶどう弾/Grapeshot》

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★主なサイドカー
・《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
・《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
・《漸増爆弾/Ratchet Bomb》

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☆ゲームプラン
メインは《虚空の杯/Chalice of the Void》次第です。メダリオンに触りづらいので基本的には有利ですが、《虚空の杯/Chalice of the Void》x2は投了です。

サイド後は、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》に対処できるカードが少ないので、ほとんどは《巣穴からの総出/Empty the Warrens》で勝ちます。
墓地対策+《四肢切断/Dismember》でキープされることが多いのでサイド後は楽です。
《虚空の杯/Chalice of the Void》だけは一瞬で負けるので、《差し戻し/Remand》するか《破壊放題/Shattering Spree》を引くかしましょう。
一応、《虚空の杯/Chalice of the Void》を置かれた後でも《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》で《破壊放題/Shattering Spree》を探しに行けます。



VSウルザトロン
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
2《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《万の眠り/Gigadrowse》

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OUT
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
1《稲妻/Lightning Bolt
1《ぶどう弾/Grapeshot》
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
1《手練/Sleight of Hand》

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★主なサイドカー
・《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
・《四肢切断/Dismember》

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☆ゲームプラン
メインは先手を取ると楽に勝てます。メダリオンがまず残るので。
相手が3ターン目に揃いそうな場合はメダリオンは出さずにおきましょう。《解放された者、カーン/Karn Liberated》でメダリオンを除去されるのはもったいないので、メダリオンプレイ→儀式と1ターンで決めていくことを推奨します。

サイド後は、墓地対策でキープされるので基本は《巣穴からの総出/Empty the Warrens》プランを取ります。
2ターン目に6体出して《差し戻し/Remand》で守ったりしましょう。相手のトロン自体を止める術はないので早めにクロックは出しておきたいです。
《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》を割るための《破壊放題/Shattering Spree》は入れない方が良いです。スピードがそれなりに大事なマッチです。



VS親和
IN
2《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
2《破壊放題/Shattering Spree》
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》
2《稲妻/Lightning Bolt

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OUT
4《差し戻し/Remand
2《手練/Sleight of Hand》
1《選択/Opt》
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》

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★主なサイドカー
・《思考囲い/Thoughtseize》
・《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
・《安らかなる眠り/Rest in Peace》
・《呪文貫き/Spell Pierce》

☆ゲームプラン
メインは《感電破/Galvanic Blast》次第です。なければ間に合います。

サイド後ですが、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》では実は勝てない相手。なぜかというと、飛行が多い上に《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》に《頭蓋囲い/Cranial Plating》がついたりして負けるからです。
そのため、盤面を沈静化させつつパーツをかき集めます。幸いにも除去は《感電破/Galvanic Blast》と《四肢切断/Dismember》ぐらいしかないので、メダリオンは2体目以降は残りやすいです。
墓地対策でキープするより純粋にスピード勝負を挑んでくるので、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》は抜かない方が良いです。
《安らかなる眠り/Rest in Peace》・《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》を置かれることがあるので、勝ちに行くために《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》を少しサイドインします。
《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》ならば《破壊放題/Shattering Spree》で巻き込めるので、割った後に《炎の中の過去/Past in Flames》でそのまま勝てます。
《安らかなる眠り/Rest in Peace》は引かれるとまあまあ辛いです。《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》で《ぶどう弾/Grapeshot》を2枚気合いでかき集めましょう。
ゲーム2で墓地対策を2種類置かれた場合、相手がそれを狙って(たくさん入った墓地対策を求めて)マリガンしてくることも考えられます。その場合は《巣穴からの総出/Empty the Warrens》を2枚ほど入れましょう。
親和が後手の場合はスピード勝負を放棄してくることもあります。



VSタイタンシフト
IN
2《万の眠り/Gigadrowse》
1《破壊放題/Shattering Spree》

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OUT
1《稲妻/Lightning Bolt
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
1《手練/Sleight of Hand》

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★主なサイドカー
・《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
・《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
・《神々の憤怒/Anger of the Gods》
・《魔女封じの宝珠/Witchbane Orb》

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☆ゲームプラン
メインは少しの《稲妻/Lightning Bolt》以外でメダリオンが触られないので有利です。《差し戻し/Remand》も突き刺さる相手です。

サイド後は、あまり《巣穴からの総出/Empty the Warrens》にオールインしたくない相手。
というのも、墓地対策よりも《神々の憤怒/Anger of the Gods》と《焼けつく双陽/Sweltering Suns》の枚数の方が多いからです。

《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》でキープされることよりも、《稲妻/Lightning Bolt》+マナブーストだけでキープされて妨害から4ターン目《原始のタイタン/Primeval Titan》が見える手札をキープされる(カードの枚数的にも)ため、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》でスカすのがあまり効果的ではありません。

とはいえ基本的に相性が良いのも間違いなし。相手がビッグアクションを起こすのを待ってこちらも動き出せば良いのです。それまでハンドを貯められます。

除去が《稲妻/Lightning Bolt》しかないので複数枚メダリオンを引くととても楽に戦えます。ただむやみに出すと《神々の憤怒/Anger of the Gods》を食らうので、手札に1枚はストックを貯めておくようにしましょう。

《万の眠り/Gigadrowse》はこのマッチでとても強く、赤マナを封じてコンボを決めに行ったり、《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》の起動マナを封じたり、《裂け目の突破/Through the Breach》から突然現れた《原始のタイタン/Primeval Titan》を寝かせられたりします。1マナだけ立たせておくと結構引っかかってくれます。

《魔女封じの宝珠/Witchbane Orb》だけ一瞬で負けるので一応破壊放題を入れます。
《けちな贈り物/Gifts Ungiven》からああかじめ持ってきておいて墓地に落としておき、フィニッシュの時に《炎の中の過去/Past in Flames》でフラッシュバックしましょう。



VSジャンド
IN
(こちらが先手の場合)
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》

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(こちらが後手の場合)
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《稲妻/Lightning Bolt

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OUT
(こちらが先手の場合)
4《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
2《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
1《稲妻/Lightning Bolt

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(こちらが後手の場合)
4《差し戻し/Remand
4《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
1《けちな贈り物/Gifts Ungiven》

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★主なサイドカー
・《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
・《神々の憤怒/Anger of the Gods》
・《集団的蛮行/Collective Brutality》
・《魂の裏切りの夜/Night of Souls' Betrayal》

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☆ゲームプラン
ワーストマッチアップ。
二度とストームが使いたくないぐらいボコられます。
基本的な考え方はトラバースシャドウと同じで構いません。除去の的となる《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》を抜いて、《ぶどう弾/Grapeshot》プランと《巣穴の探査/Lair Delve》プランの両天秤を取ります。
ただし、大きく違うのはデスシャドウと違って能動的にダメージを受け続けてくれるデッキではないということと、《巣穴からの総出/Empty the Warrens》の対策が複数枚入っている場合があることです。
これがワーストマッチアップの理由です。
あらかじめ決めておいたゲームプランは相手の手札破壊によって崩壊するので、《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》のめくれ次第で、《ぶどう弾/Grapeshot》で行くか《巣穴からの総出/Empty the Warrens》で行くか判断をすることになります。ただ、手札破壊を2回ほど打たれると《巣穴からの総出/Empty the Warrens》プランしかなくなると思います。

手札破壊がない場合は相手がクロックを先行して出してくることもあるので、《差し戻し/Remand》を残しておきます。
ただし、後手の場合は相手の2ターン目のクリーチャーに間に合わないことから、すべて抜いて《稲妻/Lightning Bolt》を追加します。《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が2/3で出てくるので意外と倒せますし、《闇の腹心/Dark Confidant》は倒したいクリーチャーです。



VSリビングエンド
IN
2《万の眠り/Gigadrowse》

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OUT
1《稲妻/Lightning Bolt
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》「

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★主なサイドカー
・《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
・《虚空の力線/Leyline of the Void》

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☆ゲームプラン
厳しい相手その2。
サイドから《巣穴からの総出/Empty the Warrens》プランを取れない上に、メインの《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》で《炎の中の過去/Past in Flames》プランも取りづらいという。

メダリオンを1枚墓地に落としておくと、新たにメダリオンを出してコンボを決めに行こうとした時に、相手の《死せる生/Living End》で場に戻せるので、多少楽になります。2ターン目にとりあえず唱えましょう。

《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》をケアすればきちんとコンボ勝ちできます。
手札破壊は幸いないので、《差し戻し/Remand》と《ぶどう弾/Grapeshot》の組み合わせだけで削ることは可能です。
相手が《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》で狙ってくるのは《けちな贈り物/Gifts Ungiven》と《ぶどう弾/Grapeshot》です。そのため、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》であらかじめこれらをサーチして落としておくことで、《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》のケアも可能です。



VSドレッジ
IN
2《巣穴からの総出/Empty the Warrens》

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OUT
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
1《稲妻/Lightning Bolt

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★主なサイドカー
・《思考囲い/Thoughtseize》
・《虚空の力線/Leyline of the Void》

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☆ゲームプラン
スピード勝負です。
基本はストーム側が有利。先手2ターン目のメダリオンに対してほとんど回答がないためです。
後手だと、2ターン目の《安堵の再会/Cathartic Reunion》で《燃焼/Conflagrate》が落ちることが結構あってメダリオンを対処されてしまいます。
サイド後も基本はゲームプランは変えません。速度重視なので確実に決まる《けちな贈り物/Gifts Ungiven》プランです。《虚空の力線/Leyline of the Void》を貼られても良いように《巣穴からの総出/Empty the Warrens》を入れますが、基本はメインと同じ勝ち筋を狙います。



VSカウンターカンパニー
IN
2《紅蓮地獄/Pyroclasm》
2《稲妻/Lightning Bolt
1《巣穴からの総出/Empty the Warrens》

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OUT
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
4《差し戻し/Remand

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★主なサイドカー
・《安らかなる眠り/Rest in Peace》

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☆ゲームプラン
相手はとにかく最速で決めてこようとするので、除去で減速させるのが効果的です。
メダリオンへの対処手段がほとんどないので相手にしやすいです。
打ち消しではなく除去でコンボに対処しましょう。《差し戻し/Remand》は弱いマッチです。



VSマーフォーク
IN
4《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》
3《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2《稲妻/Lightning Bolt

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OUT
4《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
4《差し戻し/Remand
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》

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★主なサイドカー
・《四肢切断/Dismember》
・《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
・《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》

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☆ゲームプラン
《四肢切断/Dismember》以外でメダリオンに触られないので有利です。
墓地対策は間違いなく入ってくるので《巣穴からの総出/Empty the Warrens》プランに切り替えます。
減速のために《稲妻/Lightning Bolt》を入れますが、《紅蓮地獄/Pyroclasm》はロードが2体並ぶと何もしないので入れません。



VSミラーマッチ
IN
2《稲妻/Lightning Bolt

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OUT
1《ゴブリンの電術師/Goblin Electromancer》
1《手練/Sleight of Hand》

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★主なサイドカー
・《稲妻/Lightning Bolt
・《払拭/Dispel》

☆ゲームプラン
先手がめちゃくちゃ有利です。なにせ何も気にせずメダリオンを出せるので。
とはいえ後手もお祈りでメダリオンを出すしかありません。

サイド後は稲妻により後手でも一矢報いることができますが、基本的にはどちらが持っているか、というゲームです。
《差し戻し/Remand》は、《けちな贈り物/Gifts Ungiven》に合わせずに炎の中の過去まで待つのをオススメします。
《魔力変/Manamorphose》と《炎の中の過去/Past in Flames》のセットを墓地に置きましょう。


■おわりに

ちなみに、もし僕が明日GPでストームを使うのであれば、《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》を2枚入れて、《万の眠り/Gigadrowse》を2枚抜きます。
理由としては、《万の眠り/Gigadrowse》が効くタイタンシフト・トロンが減り、ジャンドが増えているからです。
このストームガイドのリストではジャンドに対してクリティカルなカードが非常に少なく、5回当たれば3回、場合によっては4回負けてしまうこともあります。

《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》を入れたリストでストームガイドを書くべきだったのかもしれませんが、今はモダンよりもスタンダードのリハビリをしているので、ご了承ください。

何か質問などがあればコメントまたは @yuyan_mtg までお気軽にどうぞ。