ゆうやんのアトランタ路地裏ブログ

Magic: The Gatheringの大会参加レポやデッキガイドなど

【モダン】不朽の理想コンボ【デッキ紹介】

今の旬はやはりスタンダード!
プロツアーも今週末に控え、来週はRPTQと、今最もアツいのがスタンダードです。
早速ですが、今回は今主に使用しているスタンダードのデッキのお話…ではなく、モダンのデッキ紹介となります。


デッキリスト
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1《乾燥台地/Arid Mesa》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1《蒸気孔/Steam Vents》
2《島/Island》
2《平地/Plains》
1《山/Mountain》
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4《不朽の理想/Enduring Ideal》
4《五元のプリズム/Pentad Prism》
4《手練/Sleight of Hand》
4《睡蓮の花/Lotus Bloom》
4《血清の幻視/Serum Visions》
3《差し戻し/Remand
3《突沸の器/Vessel of Volatility》
2《イゼットの魔除け/Izzet Charm》
2《ドラゴン変化/Form of the Dragon》
1《リッチの熟達/Lich's Mastery》
1《圧倒的輝き/Overwhelming Splendor》
1《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
1《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》
1《鳩散らし/Dovescape》


サイド
4《防御の光網/Defense Grid》
3《炎渦竜巻/Firespout》
3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》
3《稲妻/Lightning Bolt
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》



■デッキ解説
このデッキは、《不朽の理想/Enduring Ideal》をキャストすることで勝利を目指す、コンボデッキです。

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《不朽の理想/Enduring Ideal》は一度それを唱えると、以後永遠に呪文を唱えられなくなるという、とんでもないデメリットのカードですが、それゆえにド派手な効果を持っており、なんと毎ターンデッキからエンチャントをサーチできます。
《不朽の理想/Enduring Ideal》を唱える=勝利とするため、このデッキには様々な重いエンチャントが入っており、7マナのスペルを高速で唱えるべく、マナブーストも大量に入れています。

最終的には、《鳩散らし/Dovescape》・《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》・《圧倒的輝き/Overwhelming Splendor》・《ドラゴン変化/Form of the Dragon》を場に揃えることで勝利できます。

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とは言っても、どういった順番で出すべきなのか検討もつかないでしょうから、基本プランを書きます。

《不朽の理想/Enduring Ideal》を唱えた後の主な勝ちルートは、

【相手がビートダウンの場合】
1.《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》
2.《鳩散らし/Dovescape》
3.《圧倒的輝き/Overwhelming Splendor》
4.《ドラゴン変化/Form of the Dragon》

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【相手がコンボデッキの場合】
1、《鳩散らし/Dovescape》
2.《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》
3.《ドラゴン変化/Form of the Dragon》

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【相手がコントロールデッキの場合】
1.《鳩散らし/Dovescape》
2.《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》
3.《ドラゴン変化/Form of the Dragon》

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このようになっています。
基本的な考え方としては、相手の盤面にクロックがあって即座に負けそうな場合は《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》から。そうでない場合は安全面を考慮して《鳩散らし/Dovescape》からサーチします。
安全面というのは、「エンチャントを破壊される手段を未然に潰しておく」ということで、《鳩散らし/Dovescape》を唱えさえしてしまえば、他のエンチャントはまず割られることはなくなりますから、後は《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》でパワーを下げるなり、手札以上の生物を唱えてきそうな相手には《圧倒的輝き/Overwhelming Splendor》を出すだけで良いのです、。
《ドラゴン変化/Form of the Dragon》で5になったライフを《稲妻/Lightning Bolt》2枚で削られることもなくなりますね。


勿論上記については基本の考え方で、実戦では異なる場合も多いです。



■デッキの魅力
このデッキはスケープシフトと同じく、「クリーチャーを介することなく」「ただ1枚のカードを唱えるだけで勝利できる」コンボデッキです。

1.クリーチャーを介さないコンボデッキである
僕はストームを愛用していましたが、このデッキの嫌なところはクリーチャー除去が突き刺さるという部分です。《稲妻/Lightning Bolt》や《致命的な一押し/Fatal Push》のような軽量除去は相手の知らないゲーム1ではキープされやすい傾向にあり、そう言ったカードを無駄牌にできるのが、コンボデッキの強さだと僕は考えています。

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そのため、クリーチャーがコンボパーツになっているコンボは好きではないのです。

2.《不朽の理想/Enduring Ideal》1枚によるコンボデッキである
そして1枚コンボという点も重要です。
コンボデッキが苦手とする手札破壊。特に2枚コンボを使用していると、手札破壊の突き刺さり方は尋常ではありません。コンボの片割れを落とされてしまうと、もう一方は完全な無駄カードとなりますからね。その片割れの2枚目を引こうものならば、ドローがスキップされているようなものなのです。
2枚コンボを揃えるというのもそう簡単ではありません。《欠片の双子/Splinter Twin》コンボを思い出してください。

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そんなによくコンボは揃ったでしょうか。

《やっかい児/Pestermite》と《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》で殴り勝ったゲームも多くないでしょうか?もし双子コンボしか勝ち手段がなかったとしたら、禁止カードとして指定されていなかったでしょう。

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カード2枚によるコンボというものは、決めるのは容易なことではないのです。

ただ1枚のカードで勝つコンボは、それだけで使用に値するのです。

また、「1度《不朽の理想/Enduring Ideal》を唱えるだけで良い」というのも、見逃せないメリットです。

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ストームなどの「1ターンに呪文を何回もプレイするデッキ」は《減衰球/Damping Sphere》や《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》を苦手としていますが、《不朽の理想/Enduring Ideal》は、先にマナ加速を設置しておけば、これらのカードは気になりません。

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もちろん、マナアーティファクト自体は《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》で重くなってしまいますが。

とはいえ、一部のコンボに強いカードを無視できるのは強みと言えます。



■カード別解説
▼メインボード
☆4《不朽の理想/Enduring Ideal》

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このデッキのキーカードにして、1枚コンボを成し遂げる立役者。
本当なら6枚入れたいところですが、マジックのルールに従って4枚。《燃え立つ願い/Burning Wish》が使えれば7枚体制にできましたが、モダン環境にはソーサリーをサーチするカードはありません。
最初にこのデッキを作った時、「《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》を昔は《ゴロゾス/Grozoth》でサーチしてたなぁ…7マナの変成ってなんだっけ?バウンスかな」なんて軽い気持ちでWikiを見ていたら、7マナの変成が存在しなくて絶望しました。

☆4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》・4《五元のプリズム/Pentad Prism》・4《睡蓮の花/Lotus Bloom》

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それぞれ4枚採用しているマナブースト。どれも癖が特になく強いカードで、4枚から減らそうとは考えませんでした。
このデッキは《不朽の理想/Enduring Ideal》を4ターン目にキャストすることを目指しています。そのためには4ターン目に7マナが必要で、3マナのジャンプアップを果たさなければなりません。

☆3《突沸の器/Vessel of Volatility》

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追加のマナブーストとして採用しました。
《煮えたぎる歌/Seething Song》と比べると悲しくなる性能ですが、禁止カードと比べても仕方ありません。それにこのカードは、サイドボード後にアーティファクト破壊を食らわないマナブーストとしても優秀です。
《突沸の器/Vessel of Volatility》のおかげで、4ターン目に7マナを出すことは非常に安定しました。そしてそれが安定することは、やはりデッキの大きな強みとなりました。
このデッキには《不朽の理想/Enduring Ideal》以外にも重いカードが大量に入っていますが、中でも《ドラゴン変化/Form of the Dragon》は唱えただけで一部のデッキを機能不全に陥らせることのできるスーパーカードです。このデッキでは、そういったカードを素で唱えることができるのです!
そのため、マナブーストを大量に入れることのデメリットはほとんどありません。そこで上記3種と合わせて15枚のマナブーストの採用に踏み切りました。

☆4《血清の幻視/Serum Visions》・4《手練/Sleight of Hand》

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定番の1マナドロー。
《血清の幻視/Serum Visions》は確定として、《手練/Sleight of Hand》についてはかなり迷いました。

《不朽の理想/Enduring Ideal》に確実に辿り着くための《深遠の覗き見/Peer Through Depths》は、マナブーストを手札に加えられないことがネックとなり不採用。手札に引いてしまった重いエンチャントをデッキに戻せる《先読み/See Beyond》は、そもそも2マナも支払ってただ2ドローするだけなのが弱く、入れるとしても1~2枚と言った印象でした。  

《差し戻し/Remand》、《イゼットの魔除け/Izzet Charm》と構えるカードも複数枚あるため、最も軽い《手練/Sleight of Hand》を採用。

☆3《差し戻し/Remand》・2《イゼットの魔除け/Izzet Charm》

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カウンター兼ドロースペル枠。
《差し戻し/Remand》については、当初全て《イゼットの魔除け/Izzet Charm》にしていたものの、2ドロー・2ディスカードモードを常に行う余裕があるはずもなく、4ターン目を迎えるまでに相手の邪魔をしながら《不朽の理想/Enduring Ideal》に辿り着くカードがほしくて、枚数を散らすことにしました。
《イゼットの魔除け/Izzet Charm》は人間デッキがいるモダン環境では必須と言えるでしょう。このデッキはストームと違い、《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》をあまり苦手としていませんが、一方で《翻弄する魔道士/Meddling Mage》はメインから対処しておきたいのです。

☆2《ドラゴン変化/Form of the Dragon》

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そしてここからは《不朽の理想/Enduring Ideal》でサーチするエンチャントたち。まずはフィニッシャーとなるこのカード。
飛行を持たないクリーチャーが攻撃できなくなるという能力がとにかく強力で、多くのフェアデッキを足止めできます。ライフがターン終了時に5になるので、《未練ある魂/Lingering Souls》で殴られてもターン終了時にはライフが5になります。
ただし、突然ライフが5になるので、《稲妻/Lightning Bolt》2枚で致死圏内に行くことを忘れずに。そのため、突然サーチすることはなく、安全を確保してからゆっくりと勝ちに行きます。
7マナである点、必要な赤マナが《突沸の器/Vessel of Volatility》でも捻出できる点、そして何より攻撃を封じるカードであることから、素出しすることが非常に多いです。

☆《鳩散らし/Dovescape》

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《不朽の理想/Enduring Ideal》コンボには欠かせません。
お互いのクリーチャー以外の呪文がすべて強制的に打ち消されるこのエンチャント。自分が次のターンに盤面のクリーチャーで負けないことが確定しているのであれば、まずサーチすべきです。ビートダウン相手にもライフに余裕があるのならばサーチして良いです。
《鳩散らし/Dovescape》を唱えると、相手はとにかく攻撃するしかなくなります。呪文を1/1飛行に変えてどんどん殴ってきます。そこで次のターンに《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》をサーチすれば、もう負けることはほとんどないでしょう。
《ドラゴン変化/Form of the Dragon》の上からでも《鳩散らし/Dovescape》のトークンが殴れることに注意しましょう。
《鳩散らし/Dovescape》+《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》は強力なコンボです。なのでまず盤面にはこれらを配置します。

☆《圧倒的輝き/Overwhelming Splendor》

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こちらは《鳩散らし/Dovescape》とは反対に、クリーチャーにロックを掛けるカード。《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》はもちろん、《原始のタイタン/Primeval Titan》から《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》まで、すべて1/1です。
白緑カンパニーのようなデッキには率先してサーチしたいです。次のターンに《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》で蓋をしてしまえば勝利となります。
《圧倒的輝き/Overwhelming Splendor》は、《鳩散らし/Dovescape》で封殺できないカードをすべて殺す、このデッキにとって完璧な1枚です。

☆《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》

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全体のクリーチャーのパワーを最大7まで下げることができます。
《鳩散らし/Dovescape》を出した後にまずサーチしたい1枚。というのも、《鳩散らし/Dovescape》のトークンが止まらなくて負けることがまあまああるので、ドローフェイズで引いてしまうと地獄なのです。なるべく早くサーチしましょう。
自分が殴られている状況ならば、まず《精神の檻、迷心/Meishin, the Mind Cage》からサーチしても良いと思います。特にメインボードでエンチャントが触られることはほとんどありませんからね。

☆《神聖の力線/Leyline of Sanctity》

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本体火力を封じたい時にサーチします。
バーンなどにはまずサーチしたい1枚ですね。《鳩散らし/Dovescape》をサーチした場合、ターン終了時に本体火力をトークンに変えられてしまい、攻撃を受けることがあります。なのでこちらをサーチする場合もままあります。

☆《リッチの熟達/Lich's Mastery》

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はい、そして最後に登場するのがドミナリアの新カード。そしてこのカードが、僕に《不朽の理想/Enduring Ideal》のアイディアを与えてくれました。
《リッチの熟達/Lich's Mastery》はどういった場面でサーチするのかというと、「こちらのライフが僅かで、相手には致死量のクロック。更に相手の手札に本体火力があるかもしれない」場合です。
簡単に説明しましょう。あなたのライフは4。場には4/5の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》。相手の手札は2枚。仮に《ドラゴン変化/Form of the Dragon》を出せば、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》は止まるかもしれませんが、《コラガンの命令/Kolaghan's Command》と《稲妻/Lightning Bolt》の合わせ技で敗北します。
この状況下で、《リッチの熟達/Lich's Mastery》は活躍します。まず置いておくだけで、次のターンのゲームの敗北はなくなります。場の土地は、《不朽の理想/Enduring Ideal》さえ唱えればもういらないですからね。墓地も手札も必要ないですから、返しで9点程度を食らったところで、《リッチの熟達/Lich's Mastery》を生贄にするには至らないでしょう。
そうすれば、次は《ドラゴン変化/Form of the Dragon》をサーチすれば良いのです。

上記以外でも、様々なシチュエーションで裏目を引く可能性は常にあります。その裏目を《リッチの熟達/Lich's Mastery》は消してくれます。とりあえずサーチしておけば延命手段になります。《鳩散らし/Dovescape》や《圧倒的輝き/Overwhelming Splendor》は、それぞれ1枚では完璧なカードではありません。クリーチャーかスペルのどちらかをケアしてもう一方で負けないようにするためのカードが、《リッチの熟達/Lich's Mastery》なのです。

ちなみに、《ドラゴン変化/Form of the Dragon》を2枚とも引いてしまった場合や、相手が《神聖の力線/Leyline of Sanctity》で《ドラゴン変化/Form of the Dragon》から身を守っている場合は、ライブラリーアウトでしか勝つことができないのですが、《リッチの熟達/Lich's Mastery》さえ貼っておけばこちらはライブラリーがなくなっても敗北しないので、後は待っているだけで勝利できます。



▼サイドボード
☆4《防御の光網/Defense Grid》

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とにかく打ち消し呪文が辛いので採用しています。
《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All》は、《廃墟の地/Field of Ruin》に対処されるのが我慢ならないので、こちらにしました。非常に良い働きを見せています。

☆3《炎渦竜巻/Firespout》

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人間クリーチャーがタフネス3になることが多いため。《カマキリの乗り手/Mantis Rider》を倒すためには《五元のプリズム/Pentad Prism》から緑マナを出す必要があります。どちらかというと、《サリアの副官/Thalia's Lieutenant》で強くなった《翻弄する魔道士/Meddling Mage》と《帆凧の掠め盗り/Kitesail Freebooter》を除去したいのです。
《神々の憤怒/Anger of the Gods》は赤赤の捻出が厳しいので見送りました。

☆3《神聖の力線/Leyline of Sanctity》

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ジャンドやバーンにサイドインします。
ストームに対しては入れた方が良いか微妙なラインです。というのも、《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension》と《パズルの欠片/Pieces of the Puzzle》にしている可能性が高く、フィニッシャーそのものにしか効かないのです。バウンスは間違いなく残っているので、ほとんど効かないと言って良いでしょう。

☆3《稲妻/Lightning Bolt

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こちらも主に人間ですが、ストームにもサイドインできます。

☆2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》

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サイド後に少しだけ引き増しできるカードを入れたくて、採用しました。手札に来た不要なエンチャントを戻せるのが強いです。
とはいえ、このスペースについてはもう少し考えるべきです。個人的には《石のような静寂/Stony Silence》を割るカードは必要だと思うので、《摩耗+損耗/Wear+Tear》が良いかな、と思いました。


■おわりに
休日晴れる屋杯を上記リストで使用したところ、

赤青ドレッジヴァイン×〇〇
赤緑エルドラージ〇×〇
バーン×〇〇
ジェスカイコントロール〇〇
ストーム〇×〇
アミュレット〇×〇

と6-0で優勝。青いデッキからビートダウン、コンボまで一通りのデッキに勝つことができ、デッキのポテンシャルの高さを実感できました。

《不朽の理想/Enduring Ideal》を使ってみたいと思う方はぜひ、お試しください。